11日
19時21分
東京五輪「延期が選択肢」理事発言、森会長「方向性変更考えていない」
新型コロナウイルスの影響で今年夏に東京オリンピック・パラリンピックが開催できない場合、延期が現実的な選択肢だと、大会組織委員会の理事が述べたと報じられたことを受け、森会長が「方向性を変えることは全く考えていない」と延期の考えがないことを強調しました。
アメリカ紙「ウォールストリートジャーナル」は、大会組織委員会の理事で元電通顧問の高橋治之氏が、東京大会について個人的な見解として、今年夏に開催できなかった場合、「１年から２年の延期が現実的な選択肢」と述べたと報じました。
これについて、組織委員会の森会長が１１日午後、高橋理事から謝罪があったことを明かしたうえで、「計画を変えることは全く考えていない」と答えました。
「率直に申し上げて、とんでもないことをおっしゃったなと。（高橋理事は）大変申し訳ないと、ちょっと口が滑ってしまって、皆さんにご迷惑をかけたと。したがって、今方向を変えるとか、計画を変えるということは全く考えていない」（東京五輪・パラリンピック組織委員会 森喜朗会長）
また、森会長は「簡単に大会を１年や２年延ばしましょうと言って、同じ競技会場が使える保証はない」と語り、延期は現実的ではないとの認識を示しました。
高橋治之氏について電通顧問とお伝えしましたが、正しくは元顧問でした。（※２０１０年６月に退社）お詫びして訂正いたします。
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March 11, 2020 at 11:43PM
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