ロッテのドラフト1位佐々木朗希投手(18=大船渡)が18日、巨人戦が行われた沖縄セルラースタジアム那覇で3度目のブルペン投球練習を行った。途中で休憩を挟み、4分間を2セット。捕手を立たせて計44球を投げ込んだ。

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スーパールーキーが着実に状態を上げてきた。佐々木朗は持ち前のテンポの良さで捕手のミットに剛球を突き刺した。「特に違和感とか疲れもなくしっかり投げられました。前よりどんどん良くなっているので良かった。しっかり指にかかったボールが何球かあった」。練習後には手応えも口にした。

当初、8分間のブルペン投球を行う予定だった。だが「へばって投げても意味がない。感覚を上げるための練習なので、できるだけフレッシュな感じで投げて欲しい」という吉井投手コーチの発案で1分間のインターバルを取ることに。4分間×2セットで計44球を投げ込んだ。

それでも約10・9秒に1球のハイペース。ウオームアップを含めると約50球を気持ち良く投じた。吉井コーチも「投げるほど感覚が上がってくる。投球動作は考えるより、オートマチックに体が動いた方がいい。そういう感じに近づいている」と断言した。

ただ捕手を座らせることと変化球を投げることはもう少し先になりそうだ。吉井コーチは「変化球を投げちゃうとそこでまた(フォームの)ブレが出てくる。本人は投げたいと思って隠れて投げているとは思うんですけど、それは知らないふりして」とニヤリ。捕手を座らせるのも「まだまだ。今はただ機嫌良く投げてくれれば。機嫌良く、何の心配もなく投げられるようになったら(座らせて)ピッチングに入っていきたい」と説明した。【千葉修宏】