◆バドミントン ワールドツアーファイナル 第1日(11日、中国・広州)
男子シングルスで世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)が、20年東京五輪代表入りすることが確実となった。
1次リーグ初戦の王子維(台湾)戦に出場し、仮に敗退しても8強相当のツアーポイント6600点を加算することが確定。首位を独走する五輪出場レース(今年4月末~来年4月末)で、最低でも合計9万6168点までポイントを伸ばすことになった。
男子シングルスの五輪枠は国・地域別で最大2。2枠を手にするには、2人ともに16位以内に入っておくことが条件となる。桃田は、今後ポイントを一切加算できなかったとしても17位以下に落ちる可能性はなく、10位で日本勢2番手の常山幹太(トナミ運輸)、18位で3番手の西本拳太(同)の両方に抜かれる可能性も消滅したため、五輪切符獲得が確実となった。
前回のリオ五輪も、16年4月に世界ランク2位となるなど五輪代表入りを確実にしていたが、同月の違法賭博問題の発覚で棒に振った。無期限資格停止処分を経て、17年5月に実戦復帰。18年シーズンから日本代表にも復帰した。「感謝の気持ちを忘れずに」と繰り返し、18年9月には男子シングルスで日本勢初の世界ランク1位に。今夏には世界選手権2連覇も成し遂げた。
今季は国際大会で10勝。BWF(世界連盟)の男子最優秀選手にも選ばれた。地元での五輪金メダル大本命の25歳にとって、出場はあくまで通過点。日本中から熱視線を浴びる東京で、何を成し遂げられるか。一戦一戦に魂を込めた先に、その答えがある。
報知新聞社
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2019-12-11 12:57:03Z
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