米国がトルコを下し、日本敗退が事実上決定…残すは1次L米国戦&順位決定戦
バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)に出場している世界ランク48位の日本は3日、同24位・チェコとの第2戦(上海・東方体育中心)を行い、76-89で2連敗となった。日本はW杯で欧州勢に9戦全敗。課題だったディフェンスの脆さを露呈し、その後に行われた米国―トルコ戦の結果、1次リーグ敗退が事実上決定した。
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1日のトルコ戦に続いて徹底マークを受けた八村塁(ウィザーズ)。この日は21得点と奮闘したが、及ばなかった。日本の試合後に米国がトルコを下したため「5日のチェコ対トルコが没収試合で勝ち点0&日本が米国に勝利」という限りなく可能性の低いシチュエーションでしか、日本の2次リーグ進出はならない。日本のフリオ・ラマス監督は「勝つチャンスはたくさんあった。今日のオフェンスは良かったが、さらにチャンスを作るためにも改善すべき点はある」と肩を落とした。
エース・八村は、終始追いかける展開でも豪快なダンクを決め、雄叫び上げるなど盛り立てた。しかし、チームはターンオーバーの連発などミスを繰り返し、逆転できず。「3Q目で相手もリズム乗ってきて止めることできず、ずるずるいった試合だった。相手もダブルチームしてきて、ああいうディフェンスの中でボールも回ってトルコ戦より良かったけど、最後まで戦いきれなかった」と唇をかんだ。
3年前の2016年に、日本はリオ五輪をかけた最終予選でチェコと激突。71-87で敗れているが、ウィザーズにドラフト1巡目で指名された八村、元NBAのファジーカス・ニックらが加わり当時よりも格段に進化した。しかし、戦前は「歴代最強」と言われた日本にとって、06年8月21日のパナマ戦以来4761日ぶりのW杯勝利はならず。主将の篠山竜青は「やっぱり本当に勝ちたかった試合でした。この3年間で日本がこれだけ成長したんだというのを示したかった。だからこそチェコには勝ちたかった」と声を震わせた。
事実上、順位決定戦に回る日本は、未来のバスケ界に足跡を残す戦いが求められる。1次リーグ最終戦となる5日の米国戦に向けて、八村は「もう1試合あるので、僕らがどれだけできるかわからないけど、切り替えていい経験ができたらいい。フィジカル、技術も相手の方が上なので気持ちで負けないように」とチェコ戦後に語っていた。世界最強相手に意地を見せる。
THE ANSWER編集部
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2019-09-03 14:53:00Z
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190903-00081410-theanswer-spo
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