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なめらかなタッチのフルグレインカーフレザー*¹をぜいたくに使用し、イタリアの卓越した技術を誇る職人による手仕事で仕上げた、高級感にあふれ機能的な収納力抜群のダッフルバッグ。
馬のサドルを想起させるデザイン、緻密なステッチワークにより、上流階級に馴染み深いエクエストリアン（乗馬）スタイルをエレガントに表現している。
長く愛せる、
最高のバッグと旅に出る
Duffel Bag
RALPH LAUREN PURPLE LABEL
ラルフ ローレン パープル レーベル
ラルフ・ローレン氏は、世界有数のクラシックカーコレクターとしても知られている。そのクリエーションの背景には、上流階級のライフスタイルにとって欠かせない“趣味”であったモータースポーツ、そして馬術やポロ競技などへの類まれなる情熱があり、着想源ともなっているのは紛れもない事実だ。ゆえにそれらの“趣味”は、アイテムそのものやモチーフ、あるいはポロ ラルフ ローレンに代表されるレーベル名としてストレートに表現されることが多い。
そんなラルフ ローレン ワールドの最高峰であるパープル レーベルで今季見つけたのは、サドル（馬の鞍）を思わせる面構えに、寸分たがわぬ精緻なピッチのサドルステッチ（馬の鞍を縫うために考案された縫製技術）が刻まれた、たっぷりサイズのダッフルバッグ。上品な光沢を放つ最高級のカーフレザーは、使い込むほどに深みを増し、使用に伴う傷も“味”や“年輪”と思えるはずだと確信できるほど。ヴィンテージを愛するラルフ・ローレン氏ならではの、ヴィンテージの名品となることが約束された製品と言えるだろう。
このバッグは、サステナビリティへの配慮が常識となった現代ゆえに、長く使えて長く愛せるものしか選ばないという上流階級のマインドセット、ライフスタイル、モノ選びの極意を教えてくれる。
[脚注]
*1：Full-grain calf leather 高品質な革製品に用いられる素材の一つ。「フルグレイン」とは、皮革の最も外側の層、つまり表面の自然な模様や傷がそのまま残っている状態を指す。この層は耐久性が非常に高く、使い込むほどに独特の風合いが増していく特徴がある。ちなみに「カーフレザー」とは、仔牛の皮からつくられる革を指し、その柔らかさと滑らかな質感が特徴。
[Staff]
Photograph / MITSUO
Styling / Kazumi Horiguchi
Text & Editing / america
※『エスクァイア・ザ・ビッグ・ブラック・ブック』SPRING/ SUMMER 2024（2024年4月15日発売）より転載。掲載内容は発売日時点の情報です。価格の変更や売り切れの場合がありますので、最新情報については問い合わせ先よりご確認ください。
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