ボクシングのスーパーバンタム級４団体統一戦（２６日・東京有明アリーナ）の計量が２５日、横浜市内で行われ、世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）、世界ボクシング機構（ＷＢＯ）同級王者の井上尚弥（大橋）は５５・２キロ、世界ボクシング協会（ＷＢＡ）、国際ボクシング連盟（ＩＢＦ）同級王者のマーロン・タパレス（フィリピン）は５５・０キロで１回でパスした。
計量後、「フェースオフ」と呼ばれる両者がにらみ合う撮影機会が設けられ、その後、井上尚の方から握手を求め、両者ガッチリと握手した。前戦のスティーブン・フルトン（米）戦では井上尚とフルトンがなかなか視線をそらさず、関係者が割って入るほど緊張感があったが、今回は和やかなムードで終わった。
井上尚は報道陣の取材に応じ、減量について「バッチリです」と順調にいったことを明かした。スーパーバンタム級は今回が２戦目。その点についても、「フィット感はかなりある。前回、スーパーバンタム級（の体）を作る過程で、こうしたらいいのかなというのがすごく見えたので、そこをプラスに良く仕上げることができた」と説明した。
タパレスについては「（記者会見があった）昨日よりも一段と（体を）絞った感じがあった。（減量が）楽ではないのかなという感じに見えた」と印象を語った。試合当日に向け、「ここからのリカバリーをお互いにどうやっていくのか、というところは大きな差になってくる」と、減量後の体重の戻し方の重要性も強調した。
２階級で４団体統一を果たせば、テレンス・クロフォード（米）に続いて、史上２人目。ビッグマッチに向けて、最後の最後まで抜かりなく臨む決意だ。
2023-12-25 06:59:00Z
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