◆YBCルヴァン・カップ決勝 福岡2―1浦和(4日、東京・国立競技場)
決勝に初めて進んだ福岡が7年ぶり3度目の優勝を狙う浦和を破り、1996年のJ参戦から28年目で悲願の初タイトルを獲得した。
長谷部監督の采配がピタリとはまり、開始早々にリーグ戦最少失点を誇る浦和の堅守を崩した。3―4―2―1のシステムで、普段は3列目のボランチに入る前を攻撃的な2列目の右で起用した。
前半5分にエリア中央付近で前が右に展開し、受けた紺野が得意のドリブルでエリア内に切り込んで中央へ鋭くクロスを供給すると、ゴール前に詰めていた前が倒れ込みながら押し込んで先制した。
リードを奪われた浦和がその後攻勢に出たが、GK永石の好セーブや1トップの山岸も含めた全員での懸命の守りで防いだほか、カウンターやセットプレーで浦和ゴールを脅かした。
前半終了間際には紺野が左サイドの相手エリア内から左足で鋭いボールを送ると、宮が左足で冷静にネットを揺らして前半を2―0で折り返した。
後半序盤にはドウグラスグローリが右からドリブル突破を仕掛けてエリア内で倒されてPKを獲得。これはキッカーを務めたエース山岸が相手GKの西川に阻まれた。後半22分に1点を返されて1点差に詰め寄られたが、懸命の守りでリードを守り切って歓喜の瞬間を迎えた。
長くJ2の時代もあったほか、経営危機にも直面するなど多くの苦難を乗り越えての栄冠。九州のクラブが主要タイトルを獲得するのは2008年の今大会を制した大分以来となった。(記録は速報値)
2023-11-04 06:15:14Z
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