決勝ゴールを奪った福岡のウェリントン [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
JリーグYBCルヴァンカップ・プライムステージ準決勝の第2戦が15日に行われ、名古屋グランパスとアビスパ福岡が対戦した。
2021年以来のルヴァンカップ制覇を目指す名古屋と、クラブ史上初のタイトル獲得を目指す福岡の一戦。11日に福岡の本拠地で行われた第1戦では、前半アディショナルタイムに鶴野怜樹が挙げたゴールが決勝点となり、ホームチームが1-0で先勝した。決勝進出に向けて名古屋は勝利が絶対条件、90分間での逆転突破のためには2点差以上での勝利が必要だ。対する福岡は引き分け以上で初の決勝進出が決まる。
試合の均衡が破れたのは5分、福岡は前寛之のミドルシュートから右CKを獲得すると、キッカーの紺野和也が左足インスイングのクロスを送る。ゴール前で混戦となると、最後はウェリントンが右足で押し込みネットを揺らした。アウェイの福岡が2戦合計で2点リードを奪う。先制を許した名古屋は福岡の鋭いプレスに苦しみ、序盤はなかなかチャンスを作ることができない。
決勝進出に向けて最低2ゴールが必要になった名古屋は19分、永井謙佑が強烈なミドルシュートを放つも惜しくも枠を捉えきれず。直後には森下龍矢がグラウンダーのアーリークロスを送り、最後はファーサイドの永井がネットを揺らしたが、VAR介入の結果オフサイドがあったとして得点は認められなかった。ピンチを凌いだ福岡は25分、紺野がボックス右角付近から左足で狙うも、強烈なシュートはGKミッチェル・ランゲラックにセーブされた。
ボール保持率を高める名古屋は39分、自陣でのボール奪取からカウンターを発動すると、ボールを受けた森下がボックス手前右から右足を振り抜く。しかしシュート性のボールはGK永石拓海にセーブされ得点には至らない。45+2分には森下がボックス内でシュートを放つも、再びGK永石にセーブされた。前半はこのまま0-1で終了する。
後半は名古屋が積極的な入りを見せる。53分、藤井陽也のボール奪取からキャスパー・ユンカーがドリブルでボックス内へ侵入。こぼれ球を最後は永井が狙ったが、シュートはGK永石の好セーブに阻まれる。一度はシュート直前にユンカーが倒されたとしてPKのジャッジが下されるも、VARの結果判定は覆った。その後は両チームともに積極的に選手交代を敢行。一進一退の攻防が続き、互いにゴール前に迫るシーンを作るも、ネットを揺らすまでには至らない。
前線の枚数を増やした名古屋は、最前線のユンカーを起点にシュートチャンスをうかがうも、相手チームの集中した守備対応をなかなか崩すことができない。押し込まれる時間が長くなった福岡だが統率された守備でホームチームの攻撃を凌ぎつつ、時折鋭いカウンターを繰り出し、山岸祐也や井手口陽介が惜しいシーンを作る。86分、名古屋は右からのクロスをボックス内で落とし、最後はユンカーが右足を振り抜くもGK永石のセーブに阻まれた。
その後も名古屋がチャンスを作り続けるもスコアを動かすことはできず、試合は0-1で終了。2戦合計スコアを2-0とした福岡がクラブ史上初の決勝進出を決めた。初タイトルを目指す福岡は11月4日に『国立競技場』で行われる決勝戦で、浦和レッズvs横浜F・マリノスの勝者と対戦する。
【スコア】※カッコ内は2戦合計スコア
名古屋グランパス 0-1(0-2) アビスパ福岡
【得点者】
0-1 5分 ウェリントン(アビスパ福岡)
2023-10-15 08:02:25Z
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