◆プロ野球ドラフト会議(26日)
国学院大の武内夏暉投手は、3球団競合の末、西武が交渉権を獲得した。即戦力候補の左腕は球団の大きな期待も理解している。武内は「まずはローテーション入り、新人王を目指して頑張りたい」とチームの1年目投手としては2011年の牧田以来の目標をぶち上げた。
松井監督が〝当たりくじ〟を引くと、武内もこわばった表情を崩した。指名を受け「一番最初に西武が公言をしてくれたので、ちょっとあるのかなと(思った)。決まってほっとしている」と率直な思いを口にした。
高い制球力が持ち味の左腕。福岡・八幡南高3年の夏に最速137キロだった球速は、大学4年間で16キロ増の最速153キロまで伸びた。大学1、2年時はけがに悩まされたが、自己管理を徹底するなど、こつこつ努力を積み重ね、4年時には大学日本代表入りし、リーグ最優秀防御率を獲得。一気にドラフト1位まで駆け上がった。
指揮官の〝異例の願掛け〟が、武内と西武の縁を結んだ。ドラフト会議前日、松井監督が偶然発見したのは、国学院大のカラーである赤紫色に近い下着。「験を担いで良いものかと思ったけど。はっ、て見たら、これは履いていけと言っているのかなと」。昨年購入し、未使用だった〝運命のパンツ〟を身につけ、強運をたぐり寄せ。武内も「何か縁があるのかな」とはにかんだ。
会議終了後、松井監督がサプライズで大学を訪問。自ら引き当てた「交渉権確定」のくじを手渡した。松井監督は「エースとして、将来的には日本を代表する投手として期待している」とエール。将来のエース候補として、武内は華々しいスタートを切った。(鬼塚淳乃介)
2023-10-26 12:31:19Z
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