<陸上:大阪マラソン>◇26日◇大阪府庁前―大阪城公園内(42・195キロ)
今夏の世界選手権代表選考を兼ねた大阪マラソンはエチオピアのH・キロスが2時間6分01秒で優勝を果たした。
日本人トップとなったのは、初マラソンに挑んだ西山和弥(24=トヨタ自動車)で2時間6分45秒(6位)となる堂々の結果を残した。昨年、星岳が打ち立てた初マラソンの最高記録を更新し、MGC出場権を獲得した。
同じく初マラソンとなった池田耀平(24=Kao)も2時間6分53秒(7位)を記録し、MGC出場権を手にした。
1年半ぶりの国内レースとなった21年東京オリンピック(五輪)代表の服部勇馬(29=トヨタ自動車)は、2時間9分46秒。MGC出場権獲得を逃す結果となった。
国内招待選手では、今大会日本勢最速の記録を持つ定方俊樹(30=三菱重工)が2時間7分24秒で10位。東京五輪の補欠に入った大塚祥平(28=九電工)は2時間6分57秒で8位。昨年同大会で9位に入った川内優輝(35=あいおいニッセイ同和損保)は2時間7分35秒で、12位となった。
◆大阪マラソン順位(タイムは速報値)
(1)H・キロス 2時間06分01秒
(2)V・キプランガット 2時間06分03秒
(3)A・シンブ 2時間06分19秒
(4)C・K・カマウ 2時間06分37秒
(5)S・モコカ 2時間06分42秒
(6)西山和弥 2時間06分45秒
(7)池田耀平 2時間06分53秒
(8)大塚祥平 2時間06分57秒
(9)M・ケセテ 2時間07分06秒
(10)定方俊樹 2時間07分24秒
◆レース経過 ※タイムは速報値
◆スタート 9時15分号砲。天気晴れ、気温5・4度、湿度52%、南西の風0・5m。大阪城下の下り坂を一団が駆け抜ける。上町筋から土佐堀通りへ。
◆3キロ ここまで1km3分の安定したペースで通過。
◆3キロ 現役最後のレースに挑むJR東日本・寺田夏生が先頭集団から約2分の後れ。
◆6キロ 大阪のメインストリート御堂筋を北から南へ。作田将希、定方俊樹らがペースメーカーの後ろにぴったりとつける。
◆8キロすぎ 道頓堀を通過、千日前通りへ。作田らが先頭集団。服部勇馬は先頭集団の真ん中をキープ。
◆10キロ 先頭集団は74人、29分57秒で通過。服部は真ん中の位置をキープ。
◆11キロすぎ 最初の折り返し地点。集団は定方らいまだ約70人前後の大集団。
◆12キロすぎ 2つ目の折り返し地点。環状線弁天町駅付近を通過、先頭は68人の集団。安定したペースを刻む。
◆15キロ 44分59秒で通過。先頭は大正通へ、京セラドーム大阪横の大正橋を通過。
◆20キロ 59分59秒で通過。先頭集団は56人。現時点では昨年優勝者のペースを上回るタイム。
◆20キロすぎ 3度目の折り返し地点を通過。
◆中間点 1時間3分16秒で通過。
◆22キロ過ぎ 1時間6分ちょうどで通過。川内優輝らが走る先頭はまだまだ大集団でなにわ筋を通過。
◆25キロ 1時間15分ジャストで通過。ここでペースメーカー1人が外れる。定方は給水に失敗、先頭集団後方を走る。川内らが前方へ。
◆26キロすぎ 服部はほぼ位置を変えず集団の真ん中を維持。
◆27キロすぎ 大阪名物の通天閣付近へ、4回目の折り返しを通過。
◆28キロすぎ 最大高低差20mの険しいアップダウンがスタート。川内がペースを上げ集団の先頭に。
◆30キロ 1時間30分13秒で通過。ペースメーカーが外れる。
◆32キロ付近 細かいアップダウンが続く。川内は後方へ下がる。辻野恭哉(NTN)、Sモコカ、海外勢が先頭を引っ張る。山口武も海外勢の後ろで懸命の走りを見せる。
◆33キロすぎ 最後の折り返し。キロスが集団の先頭に立つ。
◆36キロすぎ ランナーは今里筋へ、ここから4キロの直線が続く。初マラソンの西山和弥(トヨタ自動車)が先頭集団。服部は先頭とは20秒差と後れを取る。
◆38キロすぎ 初マラソンの池田耀平(Kao)、西山が全体5位、日本人トップで走る。
◆40キロ 残り約2キロ。西山、池田ともに苦しい表情。2時間12秒、13秒で通過。
◆41キロ ラスト1キロ。優勝争いはV・キプランガット、H・キロスの2人に絞られる
◆ゴール 最後はスプリント勝負。最終盤でペースを上げたH・キロスが2時間6分1秒で優勝を果たした。日本人トップは西山が2時間6分46秒で6位。復帰戦となった服部は2時間9分46秒でMGC出場権獲得を逃した。
◆男子マラソン日本歴代5傑◆
順 | 選手名 | タイム | コース |
---|---|---|---|
1 | 鈴木健吾 | 2時間04分56秒 | 21年びわ湖毎日 |
2 | 大迫 傑 | 2時間05分29秒 | 20年東京 |
3 | 設楽悠太 | 2時間06分11秒 | 18年東京 |
4 | 高岡寿成 | 2時間06分16秒 | 02年シカゴ |
5 | 土方英和 | 2時間06分26秒 | 21年びわ湖毎日 |
【陸上】東京五輪代表の服部勇馬「自己ベスト更新」目標 定方、大塚らも参戦 26日大阪マラソン>>
川内優輝「自信を持って走れる」26日の大阪マラソン「順位もタイムも」前回大会超えへ意気込み>>
国内男子招待選手
選手名 | 年齢 | 所属 | 自己ベスト(大会) | |
4 | モーセ・キベット | 26 | ケニア | 2:05:20(21年アムステルダム) |
5 | アルフォンス・フェリックス・シンブ | 31 | タンザニア | 2:06:20(22年ミラノ) |
6 | アヤド・ラムダセム | 41 | スペイン | 2:06:25(22年セビリア) |
7 | メルハウィ・ケセテ | 37 | エリトリア | 2:06:36(21年アムステルダム) |
8 | イーヨブ・ゲブレヒウィット・ファニエル | 30 | イタリア | 2:07:19(20年セビリア) |
9 | スティーブン・モコカ | 38 | 南アフリカ | 2:07:40(15年上海国際) |
11 | 定方俊樹 | 30 | 三菱重工 | 2:07:05(20年東京) |
12 | 大六野秀畝 | 30 | 旭化成 | 2:07:12(21年びわ湖毎日) |
13 | カリウキ・サイモン | 26 | 戸上電機製作所 | 2:07:18(21年びわ湖毎日) |
14 | 川内優輝 | 35 | あいおいニッセイ同和損害保険 | 2:07:27(21年びわ湖毎日) |
15 | 下田裕太 | 26 | GMOインターネットG | 2:07:27(20年東京) |
16 | 大塚祥平 | 28 | 九電工 | 2:07:38(20年福岡国際) |
17 | 作田将希 | 26 | JR東日本 | 2:07:42(21年びわ湖毎日) |
18 | 服部勇馬 | 29 | トヨタ自動車 | 2:07:27(18年福岡国際) |
2023-02-26 02:16:00Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiR2h0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2thbnNwb3J0cy5jb20vc3BvcnRzL2F0aGxldGljcy9uZXdzLzIwMjMwMjI2MDAwMDE3OS5odG1s0gEA?oc=5
No comments:
Post a Comment