阪神佐藤輝明内野手(23)が、2年連続の大幅昇給を勝ち取った。1日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、4300万円増の8500万円で更改。1600万円から2600万円増の4200万円で更改していた昨年を超える増額で「評価していただいたので、一発でサインさせてもらいました」。紺色のスーツに身を包み、納得した表情を見せた。入団3年目の年俸では14年藤浪に並び、球団史上最高額をゲットした。

球団からは、チーム唯一の全試合出場、チーム2位でリーグ4位の84打点を高く評価されたという。143安打、35二塁打、8三塁打、51四球、打率2割6分4厘と、ほぼ全ての数字を良化させた。

加えて、昨年173個あった三振数は137個に大幅減少。本塁打こそ1年目より4本少ない20発にとどまったものの、着実な進化を証明してみせた。「全試合出られたところはよかったかなと思いますけど、まだまだ、どの成績を見ても物足りないと感じる。それは来年に向けて頑張っていきたい」。

岡田彰布新監督(65)は、来季の三塁固定起用の構想を明言済み。「サードをやりたいという気持ちはずっとあったので。しっかりチャレンジしようかなと思います」と決意を語った。

オフシーズンは体を一から徹底的に鍛える方針で「シーズン通して安定した成績を残せるようにキャンプ前、オフからしっかりやっていきたい」。ファンに向けては「1年間ありがとうございました。全試合出場できましたけど、まだまだ勝てる試合があったので。来年はそういう試合でもっと打てるように頑張りますので、タイガースの応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。(金額は推定)

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