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Wednesday, September 28, 2022

「自民分裂には政界再編も選択肢」結党10年・維新創設メンバー浅田均氏に聞く - 西日本新聞

 【東京ウオッチ】日本維新の会は28日、前身の政党結党から10年を迎えた。拠点の大阪で地域政党から船出し、「都構想」実現を掲げるなどして強固な地盤を確立。他党との合流や分党など紆余(うよ)曲折を経て次第に勢力を伸ばし、野党第1党の座をうかがうまでに発展した。新党が一定の議席を保ち、10年以上続くのは戦後政治史でも異例という。なぜ維新は支持を集めているのか。橋下徹氏や松井一郎前代表(大阪市長)とともに維新を立ち上げ、党の「頭脳」として政策立案を担ってきた浅田均参院会長(71)に聞いた。(聞き手は井崎圭)

 -結党の経緯は。

 「2010年4月、私を含めた自民党所属の大阪府議が中心になり、地域政党『大阪維新の会』を発足させました。当時、大阪は他の大都市と比べて低所得世帯が多かった。交通インフラが整い、大企業も教育機関も遜色ないのに、住民が豊かではない。原因の一端は、行政の過剰雇用や、大阪府と大阪市の『二重行政』にあると考えました。ただ、自民議員の背後には利害関係者が控えていて、改革の議論がなかなか進みません。自民内のしがらみに業を煮やし、改革志向を持つ議員が集まってできたのが地域政党『大阪維新の会』であり、12年9月28日には国政政党『旧日本維新の会』を立ち上げました」


 国政進出の理由は二つ


 -当時、大阪府の行財政改革が注目を浴びました。

 「議員定数の21削減と議員報酬の3割カットから始め、職員の給与や外郭団体、無駄な補助金にも手を付け、行財政改革を進めました。補助金を受けていた団体は強く抵抗したものの、単年度赤字が続いていた大阪府の財政は黒字化を達成。黒字分の浮いたお金を私立高校の授業料無償化などに回しました。府民には、政治が変われば生活が豊かになることを体感してもらえたと思います」

 -国政進出の狙いは。

 「理由は二つあります。まずは...

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