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Thursday, April 14, 2022

NY連銀総裁、0.5ポイントの利上げは「妥当な選択肢」 - ブルームバーグ

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、現在の低金利環境を踏まえれば、0.5ポイント幅を含めた利上げペースの加速は「妥当な選択肢」だとの見解を示した。

  総裁は14日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、0.5ポイントの利上げについて「フェデラルファンド(FF)金利は現在非常に低いことから、妥当な選択肢だと考えられる」とし、「政策をより中立に近い水準へと戻す必要がある」と付け加えた。

ウィリアムズNY連銀総裁のインタビュー

Source: Bloomberg

米消費者物価指数8.5%上昇、伸び加速-FRBへの圧力強まる (2)

Consumer prices in U.S. post largest annual advances since early 1980s

米消費者物価指数の変化率(オレンジは総合、白はコア)

出所:米労働統計局

  ウィリアムズ総裁は、金融当局は利上げに向けて「迅速に」行動すべきだとし、自身が考える中立金利は2-2.5%の範囲内だと述べた。ただ、中立水準に至るまでのペースや、中立を超える必要があるかどうかについては、今後の経済の道筋に左右されると指摘した。

  総裁は「われわれはインフレ率を中長期の目標である2%に低下させることに集中する必要がある。向こう数年で2%に戻さなければならない。それが最重要課題だ。経済が力強いことが原因だと考えられる」と指摘。「よって金融政策の観点から見て、より正常なFF金利の水準に向けてわれわれが迅速に動くことは理にかなっている」と述べた。

  金融政策が経済をリセッション(景気後退)に陥らせるリスクはあるかとの問いには、ソフトランディング(軟着陸)を達成し得るとの自信をウィリアムズ総裁は示した。

  総裁は「米経済は中立ないしそれをやや上回る水準の実質金利を切り抜けられると、私は考えている」とし、「ここ数カ月、われわれは利回りと金融環境の面で劇的かつ顕著な動きを目にしてきた。そうした状況から、既に政策は需給のバランスを取り戻させる上で良い態勢にある」と語った。

原題: Fed’s Williams Says Half-Point Rate Hike Is ‘Reasonable Option’(抜粋)

(第3段落以降に総裁の発言を追加し、更新します)

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