序盤は悪くないペースだったが、第4Eにスルーがあり、第5Eにもミスがあった。

今日の氷は端が曲がりにくい状態だった。石のウエートは、端を投げた第4Eが速く、中央を投げた第5Eが遅くだったが、逆の選択肢もあったかもしれない。スイスを相手に数センチのずれが命取りになることはわかっていたと思う。

ただ2大会連続の4強は素晴らしいこと。日本は第2戦でカーリング大国カナダに直接対決で勝って、最後も競り合いの上で準決勝に残った。カーリング界的には激震です。最後はDSCの差で残ったが、それは9試合、ひとつずつ積み重ねた結果。選手の頑張りだった。各国のレベルが上がる中で、日本もしっかり実力をつけている。ワールドツアーでも世界のトップチームとして知られているし、今回も実力を見せた。

準決勝は、再びスイスと対戦する。スイスは強い。ただ今日の日本は、何度もチャンスは作れていた。ここまでくると前回の銅メダルよりもいい色を期待する人も多いだろうが、選手たちは今日、一度ダメだと思っただろう。準決勝に残れたことで吹っ切れて、新たな気持ちで1投1投、投げてほしい。(元日本代表サード)

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