クールジャパンの代名詞となった日本のアニメーションが、映画界を席巻している。アニプレックスはその最前線にいる。2020年は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が興行収入の日本記録を塗り替え、すでに370億円を突破した。19年にヒットした「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」や、昨年評判となった中国アニメ「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」の日本語吹き替え版などを担当した、企画制作1部の中山信宏プロデューサーに聞く。【聞き手・勝田友巳】
「鬼滅の刃」大ヒットにメディアの変化
――コロナ禍の20年、「鬼滅の刃」が大ヒットして、社会現象となりました。漫画原作がアニメ化されてテレビの深夜枠で放送され、さらに劇場版となった作品です。「鬼滅の刃」ほどではなくても、同様の作品は映画興行成績上位の常連となっています。
これは共通認識だと思いますが、「鬼滅の刃」は特殊な事例だったと思います。「鬼滅の刃」は、一般層もふくめて相当に認知されていた。それをベースにした結果が出ていたのは間違いないですね。テレビシリーズの続きの作品で、続きを見たかったファンは絶対見に来たと思うし、ある程度のヒットはするだろうと。しかしテレビシリーズの純粋な続きを劇場作品として上映するのはあまりない形で、通常は劇場で完結します。…
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