東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は3日、日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会に出席し、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに関連して「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言した。
森氏は自身がかつて会長を務めた日本ラグビー協会で議事進行に時間がかかったと指摘。「女性っていうのは競争意識が強い。誰か一人が手を挙げて言われると、自分も言わないといけないと思うんでしょうね。みんな発言される」と語った。JOCは女性理事の割合を40%にすることを目標にしているが、約20%にとどまっている。
一方、組織委の女性理事については「わきまえておられて、みんな競技団体のご出身で、国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかり。的を射たご発信をされて非常にわれわれも役立っている」とも述べた。組織委には現在、理事35人中、女性は7人いる。
森氏は開幕まで半年を切った五輪・パラについては「どんなことがあってもやる」と改めて強調。「無観客ということも当然想定しながら、いくつかのシミュレーションをしている」とし、海外からの観客受け入れに際しての水際対策を課題に挙げた。一部で出ている再延期論は「無責任なことを言う人がいる」と批判した。
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2021-02-03 22:44:11Z
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