フランスG1凱旋門賞が現地時間4日(日本時間同日深夜)、パリロンシャン競馬場で行われ、地元フランスのダービー馬ソットサス(牡4=ルジェ)が快勝。昨年3着の雪辱を果たした。鞍上のクリスチャン・デムーロ(28)は凱旋門賞初制覇。同レース3勝目を狙った英国馬エネイブル(牝6=ゴスデン)は6着に敗戦。日本馬ディアドラ(牝6=橋田)は、出遅れが響き8着に敗れた。
2着は今年のドイツダービーを勝った3歳馬インスウープ、3着はペルシアンキングだった。
最後の直線はかなりゴチャついて、勝ち馬を含めた6頭が審議対象となる、後味の悪いレース。上位人気馬がそろって敗れる波乱の結末となった。
不良馬場で行われたレースは出走の11頭が最後の直線に入るまで団子状態で進み、前につけていたソットサスが残り200メートル過ぎに力強く抜け出しトップでゴールに入った。
A・オブライエン厩舎(愛国)に所属する武豊が騎乗予定だったジャパン(牡4)、ソヴリン(牡4)、モーグル(牡3)、サーペンタイン(牡3)の4頭が出走を取り消した。同厩舎が使用しているゲイン社の飼料から、禁止薬物であるジルパテロールが検出されたことが判明。1日に同社から報告を受け、該当する4頭の尿検査を行ったところ、フランスの研究所での検査で全馬が陽性となった。
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2020-10-04 14:05:00Z
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