34位から出た渋野日向子(21=サントリー)は、1イーグル、3バーディー、3ボギーの690で回り、通算6アンダー、278で27位と順位を上げてプレーを終えた。

2番パー4で第2打をピン右2メートルにつけながら外すと、3番パー5では2オンしながら3パットでパー。7番パー3で第1打をグリーン奥のバンカーに打ち込み、2オンできずにボギー。それでも9番パー5で2オンすると、バーディーを奪い、スコアを4アンダーに戻した。

後半も10番パー4で3パットしボギー。12番パー4でバーディーとしたが、14番でボギー。チャンスにつけながらパッティングのラインが読めずにバーディーを逃す展開で、なかなかリズムに乗ることができない。そんな中、終盤の17番パー3では、第1打がピンに当たり、奥1・5メートルにつける大チャンス。これを生かしバーディーで、再び4アンダーに戻した。最後の18番パー5では、第2打をピン手前1メートルにつけ、楽々イーグルで最後を締めくくり、通算6アンダーとスコアを伸ばした。

ホールアウト後渋野は「残り3ホールまではかなり病んでいましたけど。1日目最初の9ホールの5アンダーをやっと超えられたのは良かったです」と話した。大会を通じて苦しんだグリーンのポアナ芝について「ライン読みも距離感も全然合っていなかったので、なかなか4日間ではポアナ芝とは相性が合わないなと思いました」と感想を口にした。

いよいよ来週は、今回の海外遠征の最終戦となる全米女子プロ選手権。「今週もいい成績を収めてメジャーに向かいたかったが、残り3ホールの攻めの気持ちをメジャーに向けて忘れずに、メジャーではもっと自分らしいゴルフができるように頑張りたい」と決意を話した。