阪神藤川球児投手(40)が、今季限りでユニホームを脱ぐことを決めた。8月31日、球団が発表した。
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藤川の登場曲「every little thing every precious thing」を歌うLINDBERGのボーカル渡瀬マキ(51)は31日夜、所属事務所を通じて「夢をありがとう」などとコメントを寄せた。
渡瀬は「甲子園球場で私たちLINDBERGの曲にのって、マウンドに(藤川が)登場するシーンを見られたこと、一生忘れません」と感慨深げに言う。
同曲は虎党にとって「必勝の歌」として愛されている。渡瀬の父も阪神ファンで、感動していたという。もともと同曲は、陸上の男子400メートル日本記録保持者、高野進氏が世界陸上で入賞した際、夫人が「私が彼に金メダルをあげたい」とねぎらった場面に感動して生まれたもの。
藤川がこの曲にこだわった理由も、夫婦の絆からだった。高知商3年時から交際していた夫人との思い出の曲だといい、夫人への感謝の思いをこめて登場曲に使っていたそうだ。
渡瀬は07年に、藤川と甲子園球場で初対面。グラブを贈られた。藤川はメジャー、独立リーグを経て15年11月に阪神へ復帰。山も谷もあった。渡瀬も、18年4月には「機能性発声障害」と診断されたと公表した。闘病を経て、30周年の今年、活動再開へ動いていたが、新型コロナウイルスの影響で、停止したままだ。
渡瀬は「22年という長い間、どんな環境に置かれても、腐らずひたむきに闘う姿は、たくさんの人たちに勇気を与えたと思います」と感服する。藤川に「私も藤川投手のように『歌うこと』をあきらめることなく、発声障害を絶対に乗り越えて、人々に勇気を与えられる人間になりたいと思います」と誓い、約束した。
2020-08-31 19:00:00Z
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