マジョルカのMF久保建英は残留争いの佳境に入るチームとともに、自身の去就も重要な局面を迎えているようだ。スペイン『アス』が「久保のラストスパート」とタイトルを付け、来季のレアル・マドリー復帰のためにリーガ・エスパニョーラの残り2試合が重要なポイントになるだろうとの見解を示している。
久保はスペインで着実に評価を高める一方、レアルの外国人枠の問題で来季も他クラブに期限付き移籍することが既定路線とみられていた。ただ、シーズンが再開した6月以降の活躍は目覚ましく、それに対して疑問の声も上がっているという。
今季はここまでリーグ戦32試合に出場し、4ゴール5アシストを記録。直近の第36節セビージャ戦(●0-2)こそインパクトを残せなかったが、残留争いの渦中にいるマジョルカを力強くけん引している。
同紙はマジョルカ残留の大部分が「ベテランのような若者」と称する久保のプレーに懸かっていると指摘。リーガで被ファウル数4位、ドリブル成功数9位、チャンスクリエイト数15位といった優れたデータも紹介した。
現在マジョルカは、残留圏内の17位アラベスと勝ち点3差の19位と崖っぷちの状況にいる。久保の個人としての活躍が、チームを2部降格の危機から救うことにつながるのは間違いない。それが自身の希望するレアル復帰も近づける。
マジョルカは16日の第37節で10位グラナダとホームで対戦。今季最終戦となる第38節は中2日で19日に行われ、アウェーで11位オサスナと顔を合わせる。
同紙は「その(ラスト2試合の)結果の後、彼の将来を決める時がやってくる」とし、「久保は今週、(レアルに)強烈な最後のメッセージを送ることが望まれる」と期待を寄せた。
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2020-07-13 22:33:00Z
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