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Tuesday, July 21, 2020

「三密」になりがちな避難所が不安な人へ…「分散避難」「車中泊」という選択肢(All About) - Yahoo!ニュース

◆感染症が蔓延しやすい避難所は本当に安全な場所?

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が終息していない今、「三密」になりがちな避難所には行きたくない、と考えている方は多いと思われます。 実際に過去の東日本大震災や熊本地震の避難所では、開設当初からインフルエンザやノロウイルスなどの発症者が続発している現場を見ています。 これまでの避難所では、体育館などの密閉された空間に、多くの人が詰め込まれ、わずか1畳程度のスペースを与えられ、密集した場所で雑魚寝しているような環境でした。その中に一人でも感染力の強いウイルスをもった患者がいれば、あっという間に周囲に感染させてしまうことでしょう。 政府はこれを防ぐために自治体への指針として、ホテルや旅館、親類・知人宅への「分散避難」を奨励しています。さらに人によっては「車中泊」を選ぶ人も多いでしょう。テントなどキャンプ道具を利用するのも一つの選択肢といえます。

◆まずは地域の避難所の場所や感染対策の確認を

まず、自宅が地震や水害が発生した際、避難所を頼る可能性があるかどうかを確認しましょう。また自分が入所するその避難所が、どのような感染対策を行っているかも確認しておきたいところです。 現実的には、入り口付近での体温計測や手指の消毒程度しか対策はできないと思いますが、避難所によっては、飛沫感染を防ぐために収容者同士をパーテーションでさえぎったり、室内にテントを設置して、家族ごとに部屋を作ったりするなどの対策が行われています。 自治体が、避難所の密度を下げるために、近隣のホテルや旅館などを借り上げてくれれば良いのですが、予算的にも設備的にも全ての地域でできることではありません。 かつて、熊本地震の発生した益城町に地震発生直後に現地入りした際は、避難所として用意していた体育館が被災したこともあって、避難所の人口密度が増し、入り口付近や建物の周囲にまで被災者が溢れるような状況でした。 さらに避難所の駐車場および建物の周辺には、車中泊をする車が大量に集まってきていました。車中泊は感染症対策に有効な部分もありますが、狭い車内での生活は「エコノミー症候群」と呼ばれる急変をもたらす血栓症の原因になる可能性があります。ストレッチなどの運動をまめに行い、十分に水分をとるなどの予防策が必要になります。

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July 21, 2020 at 06:06PM
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