西武平良海馬投手が、自己最速を更新する160キロをマークした。7回無死満塁の場面で平井に代わって登場。するとロメロをカウント1-2と追い込んだ4球目、ど真ん中に160キロの剛速球を投げ込み、空振り三振に仕留めた。

これで今季10回無安打無失点とした。しかし、なおも満塁で4番浅村に中前2点適時打を打たれ、今季初被安打を許すと、内田に満塁弾を浴びて降板。今季登板11試合目にして、ここまで続けてきた“ノーヒットノーラン”が途絶えた。

平良は「ロメロ選手に投げた最後の160キロは、自分の中でもめちゃめちゃいい球でした。ただ、その後はあのような形で打たれてしまった。次は割り切っていきたいです。ここまで、被安打なしが続くとは予想できなかったです。でもヒットを打たれてもゼロに抑えることが大事。今日は大量失点してしまったので反省です。特に何かを変えるわけではなく、このまま次も投げていきたいと思います」とコメントした

平良の自己最速は、昨季8月27日に北海道・釧路で球団記録を更新する158キロを出した。今季は自粛期間が明けた直後、メットライフドームでの紅白戦でも最速タイをマークするなど、開幕後もたびたび記録していたが、プロ3年目にして再び球団記録を塗り替える大台をたたきだした。