日本野球機構(NPB)が18日、19日の開幕に向けて開幕出場選手登録名簿を公示した。

今月に入り、新型コロナウイルスの陽性判定が出て入院した巨人坂本勇人内野手(31)大城卓三捕手(27)が1軍登録された。阪神からロッテに移籍した鳥谷敬内野手(38)もメンバーに入った。

西武に14年ぶりに復帰した松坂大輔投手(39)は、3月の開幕延期によりコンディションニング目的で右膝に注射を打った影響で開幕2軍。2日からの練習試合再開後、打撃不振だったソフトバンク内川聖一内野手(37)は17年ぶりに開幕2軍となり、移籍後初めてとなる。

ルーキーでは開幕ローテに名を連ねる広島森下暢仁投手(22)はじめ、西武宮川哲投手(24)楽天小深田大翔内野手(24)のドラフト1位勢が順当に1軍入り。163キロ右腕のロッテ佐々木朗希投手(18)ヤクルト奥川恭伸投手(19)の高卒右腕は2軍スタートとなる。

今季は、新型コロナウイルス感染予防のため選手の健康に配慮し、出場選手登録が29人→31人、ベンチ入り25人→26人に拡大。外国人枠は登録4人→5人(投手と野手の比率を「4対1」「1対4」にするとその後の比率の変更は不可)と特例が設けられている。

開幕から5人枠をフル活用したのはDeNA、阪神、ロッテ。いずれも3対2か2対3の比率にとどまった。開幕ローテの関係で後日、助っ人を昇格させる流れもあり、5人枠の球団が増えそうだ。