◆練習試合 巨人２―６日本ハム（１２日・東京ドーム）
ものすごい打球速度だった。岡本の放った弾丸ライナーが左中間席へ突き刺さった。「しっかりと力強いストレートに負けずに打ち返すことができてよかった」。原監督は「すごい当たりだったね」とうなった。
２点を追う６回２死一塁。上沢のアウトローの直球を強引に引っ張り、一時同点となる２ランをたたき込んだ。６日のヤクルト戦（東京Ｄ）で右翼へ特大３ランを放って以来の一発。本来なら逆方向へ持っていくコース、高さだが、この日は左方向へ打ち返した。
昨季は２年連続３０本塁打をマークするも一時打撃不振に陥った。４番としての責任を強く感じた。「去年は僕の中ではふがいないシーズン。今年こそは胸を張って『貢献した』と言えるようにしたい。だから、基本をしっかりとしようと」
悔しさを胸に言葉通り、オフから打撃練習の基本であるティー打撃を大事にした。キャンプ中には、あらゆる角度からトスしてもらい、腰を大きくひねって振ることを意識。この日の一撃はまさに、鋭い腰の回転があってこそだった。
試合数は例年より１２０試合に少なくなる。だが進化を遂げて臨む岡本には、巨人生え抜きでは松井秀喜以来となる３年連続３０本塁打、その先にある初の本塁打王が現実味を帯びてきた。
初回２死一塁では三塁付近で打球がイレギュラーするラッキーな左前安打をマーク。「開幕も近いので、もっと精度を上げていけるように頑張ります」と岡本。まずは１９日、阪神との開幕戦（東京Ｄ）に照準を定め、もっともっとギアを上げていく。期待は高まるばかりだ。（小林 圭太）
2020-06-13 05:39:39Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vaG9jaGkubmV3cy9hcnRpY2xlcy8yMDIwMDYxMi1PSFQxVDUwMzE5Lmh0bWzSAThodHRwczovL2hvY2hpLm5ld3MvYW1wL2FydGljbGVzLzIwMjAwNjEyLU9IVDFUNTAzMTkuaHRtbA?oc=5
No comments:
Post a Comment