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Tuesday, March 17, 2020

多様な人材活用とテレワーク推進が、働き方の選択肢広げる - カナロコ(神奈川新聞)

 時代の新たな動向を予想し、毎年高い注目を集めるリクルートグループのトレンド予測。「2020年のトレンド予測」は、飲食、住まい、雇用領域など7つのカテゴリーで発表された。

 特に、雇用領域(アルバイト・シニア・派遣)では昨今の深刻な人材不足、労働力不足の解消を図り、企業の躍進につながる3つのキーワードが発表され、各企業から大きな反響を得ている。


【雇用領域(アルバイト)】多国籍アルバイターが分け隔てなく活躍できている状態が一般化する『アルダイバー』


 多国籍人材を戦略的に採用する先進企業が年々増加。さらに、採用した多国籍人材が重要な戦力=「アルダイバー」として活躍できるように、さまざまな施策を講じる企業が増えている。

 外国人にとって最初につまづきやすい言語や文化、雰囲気のハードルをなくすために、採用の段階で入社前の職場見学や業務のマニュアル・ガイド・企業理念の多言語対応などを実施するというのもその一例。入社後は、オペレーションの単純化、サポート人員・部門の設置などで定着をバックアップし、さらには評価・報酬の見直しやチャレンジ環境を整備。このように国籍に関係なく活躍できる場を準備する企業の取組は、ES(従業員満足度)の向上、ひいてはCS(顧客満足度)の向上へとつながっている。人も企業もどんどん成長する好循環を『アルダイバー』が生み出している。


【雇用領域(シニア)】ずっとイキイキと職場で活躍、心身ともに元気なシニア従業員『健朗シニア』


 これまでは消極的になりがちだったシニア世代の採用に対し、「社会貢献」「健康へのサポート」「多様な人材への投資」という観点でシニアを支援、採用をする企業が増えはじめている。もともと高い就業意欲を持っていたシニア世代へ向け、企業は①会社の仕組み、②人的サポート、③健康チェックと3つの取組でサポートをすることで、シニアが安心して働き、活躍できる基盤「心理的安全性」を実現させている。

 実際に、使いやすいツールの開発・導入といったハード面、各自の生活スタイルや能力変化にあわせた仕事の創出といったソフト面、さらに茶話会の企画など会社の仕組みを整える方法は、企業ごと多岐にわたっており、ほかにトレーナーのフォロー、個々の身体能力を測定した上での「適材適所」など、企業・シニア双方の不安を払拭する試みがなされている。

 こうした企業の取組が生んだ、「健康」で心身ともに「朗らか」な『健朗シニア』。いくつになっても自分らしく働ける安心感は、シニアにさらなる活躍の場と意欲を与え、企業への貢献に繋がっている。慢性的な労働力不足解消とこれからの企業成長に『健朗シニア』が大きな役割を果たすことは明らかである。

【雇用領域(派遣)】「オフィス勤務と在宅ワーク」ができる環境整備で、派遣スタッフがさらに活躍『出勤オフ派遣』


 今年は、東京2020オリンピック・パラリンピックを控え、テレワーク推進もいよいよ待ったなしの状況下にある。すでにITインフラの整備を進め、テレワークを実施している企業も多くなってきており、2019年の総務省実施のテレワークデイズに参加した企業は実に2200団体にのぼった。

 そんな中、派遣スタッフも在宅ワークを組み合わせて活躍するケース、『出勤オフ派遣』という兆しが見えはじめている。個人用のノートPCやスマートフォン、セキュリティ管理されたネットワークなど、テレワーク実施のためのICT環境が整備されていれば、3つの「在宅ルールの決定」だけで『出勤オフ派遣』は容易に実現が可能だ。

 まず、在宅勤務に適した業務を切り出すこと。資料作成やデータ入力などひとりでできる仕事であれば問題はない。

 2つめは、在宅時の就業条件を決めること。在宅可能日や残業時間の上限などがこれにあたり、事前の取り決めを双方でしっかり確認・同意することが求められる。

 そして3つめは、報告や相談などの連絡方法の決定だ。昨今はビジネスチャットやビデオ通話なども浸透しているが、円滑にコミュニケーションをとるためのルールを決めておく必要がある。

 介護や育児、傷病、副業とさまざまな制約や背景をもつ方がいる中で、テレワークの潜在ニーズが非常に高いことがわかっていても、これまでは派遣スタッフへのテレワーク導入はなかなか進まなかった。しかし、IT環境が整備されたいまは、すでに『出勤オフ派遣』を積極的に受け入れ、優秀な人材確保に成功している企業は増えてきており、この動きは今後ますます加速すると予想される。

 リクルートグループが発信するトレンド予測は、リクルートの各事業が、社会の様々な課題と向き合う中で見出している、各分野のポジティブな兆しだという。

 これらのトレンド予測を読み解くことで、新しい価値観、多様な選択肢が広がり、より良い生活をおくるためのヒントになればということで、今年で11回目を迎えた。

 ご紹介した3つの雇用領域のトレンド予測の詳細のほか、テレワーク推進による住まいの変化や飲食、自動車、進学分野に起こっている『脱・当たり前化』のトレンド予測など、すべての2020年のトレンド予測はこちらからご確認いただけます。

(提供:リクルート)

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