◆国際親善試合 ブラジル4(1―1、3―2)3日本(30日、サンパウロ・ネオ キミカ アレナ)
なでしこジャパン(FIFAランク8位)が敵地でブラジル(同9位)と対戦し、3―4で敗れた。前半38分に左サイドから逆に展開する攻撃から、MF藤野あおばが先制ゴール。3分後に直接FKを決められて同点に追いつかれた。後半は守備陣のミスから2点を連続して失い1―3とされたが、終盤に連続得点で一時は追いついた。だが後半アディショナルタイムの終了直前に失点して敗れた。
日本は女子W杯後に採用している「4―3―3」システムでブラジルに挑んだ。GKは平尾知佳。最終ラインは左から遠藤純、南萌華、古賀塔子、清水梨紗。アンカーには熊谷紗希が入り、インサイドハーフは長野風花と長谷川唯。ウイングは左が宮沢ひなた、右に藤野あおば、センターFWに植木理子が入った。
前半立ち上がりはボールを持った日本が右サイドからの攻撃でチャンスを作った。前半5分、右サイドバックのDF清水梨紗が縦にスルーパス。FW藤野あおばが抜け出して受け、中央に低いクロスを送った。後ろから飛び出した右インサイドハーフのMF長谷川唯にはわずかに合わなかったが、可能性を感じさせる攻撃だった。
17歳で初招集されたDF古賀塔子はCBで先発。序盤はブラジルのプレッシャーに苦しみながらも次第に落ち着きを見せたプレーを見せた。
そして前半38分、それまでは右サイドからの攻めが中心だった日本が、左からボールを運んで先制点につなげた。
後半はMF熊谷のミスから失点した。後半16分、マイボールをつないでいて熊谷が受けた。続いて熊谷が出したパスが短すぎて奪われ、カウンターから失点。さらに2分後にもDF南とMF熊谷の息が合わずに得点を奪われて1―3となった。
熊谷は同23分に、初招集のMF谷川萌々子と交代。すると谷川は体幹の強さを発揮して、ブラジル相手にも当たり負けしない強さを見せた。同40分には谷川がペナルティーエリア内でファウル受けてPKを獲得。遠藤決めて1点差に迫ると、2分後には途中出場のFW田中美南が清水からの右クロスを押し込み土壇場で同点に追いついた。
その後は日本が4点目を狙いに行ったゴールを奪えず。逆に、最後は後半ロスタイム7分に再び失点し敗れた。
2023-11-30 20:35:00Z
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