練習で築きあげた自分たちのバスケを信じ、あと1勝
アンダーサイズでも世界で戦えることを証明した富樫勇樹選手
「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」は9日目。これから盛り上がる世界一決定戦ですが、2次ラウンドへ進めなかった男子日本代表にとっては今日がラストゲーム。20:10よりカーボベルデ共和国と17-32位決定戦を行います。歴史的2勝を挙げている日本にとっては消化試合ではなく、パリ2024オリンピックへの出場がかかった大一番です。
前回大会や東京2020オリンピックの頃と比較し、「単純に個人能力が上がっており、個人のスキルも上がっています。今のチームはスピードで勝負することをしっかりと徹底できているので、小さいズレから大きいズレを作ることができ、またそれに長けている選手が残ったと思います」と比江島慎選手(宇都宮ブレックス)は話すとおり、ベネズエラ戦での大活躍につながりました。
対戦相手のカーボベルデ共和国について、比江島選手は「身体能力や個人能力の高い選手がいるので、ファウルトラブルやリバウンドを獲られて重い展開にならないかが不安要素ではあります。でも、日本の速い展開に持って行ければ勝てると思っています」と日本のスタイルに自信を持って最終戦へ向かいます。
キャプテンの富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)は今朝、最後の練習を終え、「かなり疲れてる選手もいると思いますが、もうここまで来たので、気持ちで残り1試合を戦ってくれると思います。ロスターには12人いるので、しっかりと力を助け合いながら戦っていきたいです」ともう一度チームをひとつにします。
あと1勝で目標が叶います。富樫選手はこれまでの過程を振り返り、「今大会がはじまるときに、他のグループを見てもアジア1位になることがどれぐらい現実的かということについて、まわりの皆さんからも多分いろんな声はあったと思います。でも、今はここまで来ることができ、そんなにプレッシャーには感じてないかなと思います。みんなもこの大会を通して、徐々に自信が出てきて楽しそうにプレーしている場面もたくさんあり、チームを信じてあと1試合戦っていきたいです」と成長を実感しています。
大会前、渡邊雄太選手(フェニックス・サンズ)がオリンピック出場を逸した場合、代表引退宣言をしたこともチームに変化をもたらせたと富樫選手は明かしました。
「もちろん僕や馬場(雄大)選手、比江島選手は前からその話は聞いていました。でも、若手選手たちは、かなりびっくりしたようで、まだ29歳であり、4年後を考えてもまだまだ代表でできる選手だとみんなが思っている中での発言だったので、例えば河村(勇輝)選手などにとってはかなり火がつきました。一緒にパリオリンピックへ、そしてその次のオリンピックを目指したいという気持ちになったのは間違いないです」
世界から2勝することができたのも、練習のおかげと全員が自負しています。出場32チームの中で「練習量が断トツに一番多いのは間違いないです。それを自信に変えるとともに、あきらめずに戦う以外にもうないです。僕たちはもう失うものはないチャレンジャーとしてぶつかっていく、自分たちが練習してきたバスケをぶつけるだけ。それは今日も変わらず、同じ気持ちを持って戦います」と富樫選手は述べ、すでに結果を残している最強男子日本代表は集大成で臨み、日本一丸で新たな景色を見に行きましょう。
■FIBA バスケットボールワールドカップ2023 試合日程
17-32位決定戦
・9月2日 (土) vs カーボベルデ共和国 (20:10 TIP OFF)
【テレビ放送】 テレビ朝日系(生中継)
【インターネット配信】DAZN、TVer(生配信)
2023-09-02 05:16:56Z
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