【アナハイム(米カリフォルニア州)=帯津智昭】米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平は21日(日本時間22日)、6勝目を逃したものの、ア・リーグ中地区首位のツインズを相手に6回2安打1失点、9奪三振と好投した。
本拠地アナハイムで、先発投手兼3番指名打者で出場。自己ワーストの3本塁打を浴びた前回登板から修正した。5試合ぶりに本塁打を打たれることなく、最少失点に抑え、防御率0点台だった4月中旬までの安定感を取り戻した。
「ホームランになるかどうかは、(自分の力で)あまり左右できない。強く振らせないのが一番」。持ち球をバランス良く投げ、的を絞らせないようにした。最近は大きく曲がるスイーパーに頼る部分が大きかったが、この日はカットボールやスプリットを多めに投げた。最速99・2マイル(約159・6キロ)の直球も効果的で、連打を許さなかった。
ツインズとの3連戦は2勝1敗と勝ち越した。「昨日(20日)も負けはしたけど、勝てるチャンスは十分にあった。そういう試合を一つでも多く取れば、まだまだ全然、(プレーオフの)チャンスはある」と大谷。チームの現状にも手応えを感じていた。
2023-05-22 01:30:00Z
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