アーセナルを率いるアルテタ監督 [写真]=Getty Images
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、同クラブ所属のブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの負傷離脱について言及した。21日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
今シーズンのプレミアリーグで開幕から好調を維持しているアーセナル。ここまで14試合を消化した段階での戦績は12勝1分1敗となっており、勝ち点「37」でマンチェスター・Cやリヴァプールらを抑え、リーグ首位を走っている。
アーセナルの前半戦の躍進を支えていたのが、今夏新加入のジェズスだ。ここまで全14試合でスタメン出場を飾っている25歳のFWは、得点こそ5得点と伸び悩んでいるものの、巧みなテクニックや強靭なキープ力、効果的なスペースランニングなどで攻撃を牽引。また、ビルドアップや守備面での貢献度も非常に高く、アーセナルにとって必要不可欠な存在となっている。
後半戦での活躍にも期待がかかっていたジェズスだが、ブラジル代表の一員として出場したFIFAワールドカップカタール2022にて右ひざを負傷。今月6日には手術を行なったことが発表され、今後は数カ月の戦線離脱が見込まれている。
リーグ再開を目前に控える中、アルテタ監督は”大黒柱”ジェズスの負傷について言及。「我々にとって大きな痛手であることは明らかだ。彼は非常に重要なプレーヤーで、チームに違いをもたらしてくれていた。代役を見つけることは不可能だろう」と同選手の負傷を嘆きつつ、他選手の奮起への期待を次のように語った。
「我々には他の選手がいて、そして他の選択肢がある。問題を解決するために努力するよ。移籍市場も選択肢の一つだ。確かに彼（ジェズス）はユニークなプレーヤーだが、エディ（・エンケティア）にも素晴らしい資質があり、我々が望むようなプレーに対応できるだろう。ガブリエウ・マルティネッリを最前線で起用するという選択肢もあるよ。エミール・スミス・ロウが復帰することも大きな意味を持つだろう」
”大黒柱”不在という難局をアーセナルはどのようにして乗り越えるのだろうか。アルテタ監督の手腕にも注目が集まる。アーセナルは現地時間26日に行われるプレミアリーグ第17節でウェストハムと対戦する。
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