昨今ではクルマの長納期化が続いていますが、そんななか短納期で新車に乗れる方法があるといいます。どういった内容なのでしょうか。
選択肢のひとつ? トヨタ「KINTO」とは
最近ではコロナ禍や半導体不足などの影響から、クルマの「長納期化」が続いています。
そんななか、トヨタでは新車に早く乗ることができるサービスがあるといいます。どういった内容なのでしょうか。
コロナ禍に加え世界的な半導体不足から、多くのクルマの生産に遅れが発生しており、現在でもクルマの購入から納車までの期間が長期化する「長納期化」の状態が続いています。
特に人気の車種では、新車購入のため契約手続きをおこなってから納車まで数か月どころか数年かかるというクルマもあるほどで、新車が手に入りにくくなっている状況です。
そんななか、トヨタ車では、「KINTO」を利用することで新車を早く手に入れることができるといいます。
KINTOとは、トヨタ車をサブスクリプションで利用できるサービスで、毎月定額を支払ってクルマに乗る契約方法のことです。
一般的にクルマを購入して所有する場合、車両本体の購入費のほか、税金や車検、オイル交換や各種メンテナンス費用など、さまざまな維持費がかかります。
一方でKINTOを利用した場合では、税金や車検などの通常発生する維持費のほか、クルマが故障した場合の修理費や代車費用などがコミコミとなっているため、月々定額の安定した支出でクルマに乗ることができるといいます。
納期について、KINTOの公式ウェブサイトの車種ラインナップを見てみると、たとえば、新型ミニバン「ノア/ヴォクシー」の場合では「1.5から2か月程度」と書かれています。
通常購入すると6か月以上の納期であることから、KINTOを利用した場合の納期は約1/3以下といえます。
また、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」「ライズ」では「1.5~2か月程度」、コンパクトミニバン新型「シエンタ」はガソリン車が「1.5〜2か月程度」、ハイブリッド車は「3か月程度」です。
さらに、2022年9月に発売された新型「クラウン クロスオーバー」では「3.5か月程度」と記載されています。(※2022年12月16日時点)
ただし、KINTOは「購入」とは異なるため、車両のカスタマイズができないほか、走行距離に制限があったり、車内は全面禁煙となっていたりなど、いくつかの禁止事項が設けられています。
また、車検証上の所有者欄も「株式会社KINTO」と記載されることになり、ユーザーは「使用者」となることも、現金で購入する場合とは異なる点です。
人気の車種の納車が比較的早いことがKINTOを利用することのメリットのひとつではありますが、購入して所有する場合とは異なる点も多いことに注意しましょう。
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ちなみに、KINTOの短納期について都内トヨタ販売店スタッフに聞いたところ、「KINTO向けに生産枠が確保されており、新車を発注して1年近く先になってしまうクルマも早く納車ができるクルマがあります」と話しています。
これについて、トヨタの新車を購入し現在納車を待っているユーザーからは「特別枠あるのかー」「KINTOの方が早いのか」との声も。
一方で、「条件が合えばKINTOでも良いよね」「友人はKINTO選んでて納車早かったな」との意見もありました。
利用にあたっては内容をよく確認する必要がありますが、人気の新車を早く手に入れる方法の選択肢のひとつになるかもしれません。
からの記事と詳細 ( トヨタ新型「クラウン」が3.5か月で納車? 短納期で乗れる方法とは ... - くるまのニュース )
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