トヨタ自動車の豊田章男社長は30日、静岡県湖西市で講演し、自動車業界のカーボンニュートラル(脱炭素化)について「色々な選択肢がある」と強調した。自動車産業に携わる550万人が協力していくことが脱炭素化につながると話した。
豊田社長は脱炭素化の道筋について、「世の中はルールや規制を作りたがるが、(技術革新で)答えは変わっていく可能性がある」と指摘した。欧米を中心に電気自動車(EV)一辺倒の姿勢が強まっていることを念頭に、「EVは重要な解決策の一つではあるが、全てに勝る選択肢ではない」と述べた。日本ではハイブリッド車(HV)が普及し、二酸化炭素(CO2)削減が進んだことにも言及し、「(国内で)トヨタの電池のほとんどは湖西市で作られていることも知ってほしい」と呼びかけた。
中学生からは「トヨタらしさとは何か」などの質問が飛びだし、豊田社長が「『ありがとう』と言い合えるチームワークのある会社」などと答え、会場を沸かせる一幕もあった。
講演は、湖西市の市制50周年を記念した特別授業として行われ、市内の中学生や保護者らが参加した。
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