「燃える闘魂」と呼ばれた元人気プロレスラーで、政治家として参院議員を計2期務めたアントニオ猪木(本名・猪木寛至=いのき・かんじ)さんが1日、死去した。アントニオ猪木さんがかかっていた難病「全身性アミロイドーシス」とはどのような病気なのか。
難病情報センターなどによると、アミロイドーシスとは、アミロイドと呼ばれるナイロンに似た線維状のたんぱく質のかたまりが、全身のさまざまな臓器に沈着し、体の異常を起こす病気の総称のことを指す。複数の臓器にアミロイドが沈着する全身性のタイプ(全身性アミロイドーシス)と、特定の臓器に限ってたまるもの(限局性アミロイドーシス)に大きく分けられる。
「全身性」の症状は、心不全や心臓障害のほか、ネフローゼ症候群や腎不全、胃腸の障害、末梢(まっしょう)神経や自律神経の障害などさまざまに及ぶ。舌や甲状腺、肝臓が腫れることもある。原因については、たんぱく質がかたまって臓器に沈着して発病する仕組みは分かっているが、詳細なメカニズムは分かっていないという。 猪木さんは2020年、「全身性」の症状が部分的に表れる「心アミロイドーシス」にかかっていることを公表した。心臓にアミロイドが沈着して心臓の機能に障害を起こす症状がある。プロ野球の中日や阪神などで活躍し、楽天の初代監督を務めた野球評論家の田尾安志さん(68)も心アミロイドーシスにかかったことを公表している。【中西拓司】
2022-10-01 08:23:27Z
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