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Sunday, September 25, 2022

ヤクルト黄金時代再び!高津監督、リーグ連覇で7度舞い 最速M53点灯も険しい道のり - サンスポ

ヤクルト黄金時代再び!高津監督、リーグ連覇で7度舞い 最速M53点灯も険しい道のり - サンスポ

昨季は果たせなかった神宮での優勝決定。高津監督は笑顔で舞った(撮影・中井誠)

ヤクルト・高津臣吾監督(53)は25日、2年連続9度目のリーグ制覇を果たし、ナインの手で7度宙に舞った。恩師、野村克也元監督(享年84)が指揮を執った1992、93年以来となる連覇を達成。7月には新型コロナウイルスに感染して離脱するなど苦悩と、改めて野球をできる幸せを噛みしめたシーズンで頂点に立ち、本拠地・神宮球場で万雷の拍手を浴びた。

優勝カップを掲げる高津監督(撮影・今野顕)

万感の思いで眼前の絶景を見つめた。高津監督が選手たちと抱き合った。2年連続9度目のリーグ制覇を達成。満員の神宮で7度宙に舞った。

「みんなをここまで信用して、信頼してやってきました。ファンの皆さんも一緒にチームスワローズであげた1勝が、大きな大きな1勝だと思っています」

新年。家族と故郷・広島市内の神社に初詣に訪れた。1968年生まれで今年は厄年のため「八方塞がり」の厄除けも済ませ、頂への一歩目を踏み出した。

始まりは順調だった。3月25日の阪神戦(京セラ)でセの開幕戦史上最大となる7点差を逆転して勝利。昨季固まった結束力は強まり、自信は力に変わった。6月は交流戦でセ・リーグ初の全6球団に勝ち越しての完全優勝を達成し、球団最多タイの月間19勝。7月2日には史上最速で優勝へのマジックナンバー「53」が点灯し、プロ野球タイ記録の14カード連続勝ち越しも記録した。

だが、そこからの道が険しかった。7月上旬。多数の主力が新型コロナウイルスに感染し、自身も陽性判定を受けた。自宅で一日中野球のことを考え、オンラインで毎日、コーチミーティングに参加した。グラウンドから離れた10日間。何よりもユニホームを着られないことがつらかった。

「勝って喜び、負けて悔しがる。それはすごく幸せなんだなと改めて感じた。ユニホームを着ていることが当たり前と思っちゃいかん」

苦難の日々が脳裏を駆け巡った。2005年8月1日。米大リーグ、ホワイトソックスから戦力外通告を受けた。翌朝、人気のないクラブハウスで荷物をまとめて帰宅。夜、テレビ画面に映る元同僚たちのユニホーム姿がまぶしく見えた。

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2022-09-25 20:00:00Z
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