米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は27日(日本時間28日)にカナダ・トロントで行われたブルージェイズ戦で今季11勝目を挙げた。先発投手兼3番指名打者(DH)で出場すると、7回を投げて被安打2で無失点。9個の三振を奪う快投だった。立ち上がりは不安定だったが、最速99・6マイル(約160・3キロ)の剛速球を中心に立て直した。(デジタル編集部)
立ち上がりは不安定だった。前回5月の対戦で先頭打者弾を浴びたスプリンガーに、いきなり左前打を許した。昨年のホームラン王、ゲレロを打ち取るなど二死にこぎつけたが、ビシェットに粘られた末に四球を与えた。次の打者をなんとか中直に打ち取ったが初回28球も要した。
ただ二回、3者連続の空振り三振と、すぐに立て直した。6番チャプマン、7番タピアはいずれも直球でねじ伏せた。三回に奪った二つの三振も決め球は直球。二死二塁のピンチでは、この日最速の160・3キロの剛速球で圧倒した。スプリットやスライダーを決め球にすることが多い大谷だが、この日の9奪三振のうち、半分以上の5個を直球で奪った。後半以降はスライダーも多めに交え、試合終了時点でリーグトップのチーム打率2割6分1厘を誇る強力打線を牛耳り、ここまでに12勝を挙げているマノアとの投げ合いを制した。大谷は「自分としては最初の3イニング、あまりいいピッチングではなかったが、そこから粘れたのが良かった」と話した。
エンゼルス球団広報が興味深いデータを紹介した。大谷が7回以上を投げ、無失点で9個以上の三振を奪ったのは、5月のレッドソックス戦(7回11奪三振)、6月のロイヤルズ戦(8回13奪三振)に続き今季3度目。こんな圧倒的な快投を、今季3度も果たしたのは、ア・リーグで大谷ただ一人だという。
大リーグ公式サイトによると、エンゼルスのネビン監督代行は、立ち上がりの不安定さをすぐに修正した点について「感覚の問題だろう。彼は打者の出方を見ながら修正できるんだ」と分析し、「ショーヘイの投球を見るのは大好きだよ」と喜んだ。
2022-08-28 01:34:00Z
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