◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 最終日(24日)◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6447yd(パー71)
今季初勝利を祝うウォーターシャワーの興奮が冷めやらぬまま、グリーン上の畑岡奈紗にマイクが向けられた。
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「Nasa, is this the most confident you've ever played?(ナサ、これまでで一番自信を持ってプレーできましたか?)」「Yeah, I really focus on my game and I play good.(そうですね、自分のゲームに集中して本当に良いプレーができました)」
「What was the magic? Is this the best you ever putted?(魔法のような最高のパッティングだったんじゃないですか?)」「Yeah, my putting good all week, and, yeah, that's it.(今週はずっとパッティングが良かったです。それが勝因だったと思います)」
英語で飛んできた質問に英語で返す―。表彰式で紙に英文を書いてスピーチを読み上げたことはあったが、通訳を介さずに優勝のフラッシュインタビューを受けたのは米ツアー6勝目にして初めてのことだったという。頼もしさを感じさせる一幕も、6シーズン目を迎える米挑戦で積み上げてきたものの一部にすぎない。
18歳で渡米した初年度は過酷だった。現在のように、母・博美さんが同行して食事面を完璧にサポートできる環境も整っていなかった。貴重な主催者推薦を得るためのやり取りを自らしたこともある。コースの外でも歯を食いしばって、いまのポジションまで上り詰めた。
3月のアジアシリーズを前にクラブセッティングの大幅な見直しに着手したときのこと。フィッティングで使う予定だった施設がタイミング悪く休業で困っていると、同じレイクノナG&CCをホームコースにしているリディア・コー(ニュージーランド)が自身も使う工房を紹介してくれた。覚悟を決め、腰を据えて戦ってきたから、つながりも生まれる。
6勝目のフラッシュインタビューを英語でやろうと提案したのは、ツアーのメディアスタッフだったそうだ。「ナサ、英語でできるよね?」という打診も、身近に接してきた日々の信頼関係があってこそ。トップ選手として堂々の振る舞いで、5打差圧勝劇を締めくくった。(編集部・亀山泰宏)
2022-04-26 09:51:04Z
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