エンゼルス大谷翔平投手(27)が、第1打席で適時三塁打を放つなど5打数2安打1打点で2試合連続のマルチ安打を記録した。本塁打は出ず、45本塁打でメジャー3位のまま。残り3試合で1位ペレス(ロイヤルズ)と3本差、2位ゲレロ(ブルージェイズ)と1本差となっている。

「2番DH」で出場した大谷は初回無死一塁、カウント1-1からチェンジアップを捉え、打球はシフトで深めに守っていた二塁手の横を抜けフェンスまで到達。快足を飛ばして三塁を陥れ、今季8本目の三塁打とした。球団によると「45本塁打、8三塁打」を達成したのは80年マイク・シュミット(フィリーズ)以来。ア・リーグではジム・ライス、ジミー・フォックス、ジョー・ディマジオ、ルー・ゲーリッグ、ベーブ・ルースに続き6人目だという。過去の5人は全て殿堂入りしている。また、ESPNのアルデン・ゴンザレス氏によると「45本塁打、8三塁打、25盗塁」を達成したのはメジャー史上初。

6回にはシフトの逆を突く左翼線二塁打。9回には左翼へ大きな飛球を放つも、左翼手のファインプレーに阻まれた。この打球は飛距離368フィート(112メートル)を記録し、方向やフェンスの高さなどを考慮した場合、30球場中23球場で本塁打になったという。

大谷はこれで今季打率2割5分9厘、45本塁打、99打点、26盗塁。投手では今季登板しないことが決まっており、投手成績は23試合で9勝2敗、防御率3・18、156奪三振。