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Friday, July 16, 2021

<新型コロナ>知事、状況次第で緊急宣言要請も「選択肢」 まん延防止重点措置 八千代、鎌ケ谷の再指定決定 - 東京新聞

記者会見する熊谷俊人知事=県庁で

記者会見する熊谷俊人知事=県庁で

 千葉県は十六日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、まん延防止等重点措置の適用区域に八千代、鎌ケ谷の二市を再指定することを正式に決定した。期間は十九日から八月二十二日までで、千葉、船橋などへの適用も継続され、計十一市になる。熊谷俊人知事は記者会見で、緊急事態宣言の要請について「現時点では考えていない」とした上で、今後の感染状況を見て、神奈川県や埼玉県と連携を取る考えを示した。(山口登史)

 状況に応じて、適用区域に指定するとしている「警戒区域」のうち、他の東葛三市(野田、流山、我孫子市)への適用は見送られた。熊谷知事は「東京の影響で一気に拡大してもおかしくない地域であり、増加の傾向が見られれば追加を検討したい」と述べた。

 県によると、十六日時点の病床稼働率は東葛北部で40%後半、東葛南部で40%前半、千葉は30%前半と特に高く、周辺の香取海匝で30%後半、市原で30%前半などとなっている。

 また、新規感染者数が急増し、一週間後には病床占有率や人口十万人当たりの療養者数で「ステージ4」相当になるおそれがあるとして、千葉、東葛南部、東葛北部と、その周辺の印旛、香取海匝、市原の地域について、十九日から病床確保計画の「フェーズ3」に引き上げる方針を決めた。病床数に変更はないが、これらの地域では、血中酸素飽和度や基礎疾患などで優先順位をつけた上で入院を判断する。

 緊急事態宣言の要請について熊谷知事は、現時点での要請には慎重な姿勢だが「十分に選択肢に入れて考えなければならない」と述べた。

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