Olahraga barusan: ビットコインの乱高下に閉口の財務担当者に選択肢－「ＵＳＤＣ預金」

手元現金の運用難に悩む企業の財務担当者に、仮想通貨の世界が新たな選択肢を示そうとしている。

　　米ドルに対して１対１で連動しているステーブルコインの「ＵＳＤＣ」を支える企業の一つ、サークル・インターネット・ファイナンシャルは、電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）のように企業の準備資金をビットコインにすることには踏み切れない財務担当者らのための選択肢を用意した。

　　マーケティング資料によれば、準備資金をＵＳＤＣにして高利回りの口座に入れれば最大で年７％の利息が得られるというのだ。リスクゼロの１年物米財務省短期証券（ＴＢ）の10倍のリターンになる。

　　仮想通貨の急激な値上がりに一度は誘惑を感じた財務担当者にとって魅力のある提案に見えるかもしれない。ビットコインが４月半ば以降に40％急落した後はなおさらだ。仮想通貨の乱高下の中でも価値を維持できるステーブルコインへの関心は増している。実際に富の保存場所として機能する可能性があるからだ。

　　しかし、デジタル資産市場を長く見守ってきた人々は納得しない。

　　テキサス大学オースティン校のジョン・グリフィン教授は電子メールで、「企業が準備資金をステーブルコインにしたいと考え、きちんと監査を受けているならば、それは資金を銀行口座に入れるのと同じ事で、皆が普通にすることだ。しかし、ステーブルコイン口座が通常の銀行口座より高い金利を払っているとすれば、それはリスクのない投資をしたことにはならない」と話した。