全日本空手道連盟は、東京オリンピック、空手の組手で代表内定を確実にしている植草歩選手が日本代表の強化責任者の指導のもと竹刀を使った練習で目を打撲したことを明らかにしました。全空連はこの練習を危険で認められないとして強化責任者の処分を検討しているということです。
全日本空手道連盟によりますと、東京オリンピック、空手の女子組手61キロを超えるクラスで代表内定確実の植草選手はことし1月、拠点の東京 八王子市にある帝京大で行われた竹刀を使った練習で左目を打撲したということです。
全空連によりますと練習では帝京大空手道部の監督で日本代表の強化責任者、香川政夫選手強化委員長が指導していたということです。
全空連では植草選手の訴えを受けて31日、双方に聞き取りをしましたが、香川選手強化委員長は竹刀を使った稽古を認めたものの「故意にけがをさせたわけではない」と話したということです。
しかし全空連は「竹刀を用いた練習は大変危険でどの練習においても全く認められるものではない」としていて香川選手強化委員長の処分を検討しているということです。
帝京大 調査委員会立ち上げへ
東京 八王子市にある帝京大は香川政夫選手強化委員長が大学の空手道部の監督をしていることや、植草歩選手が稽古の拠点にしていることなどから今後、調査委員会を立ち上げることを明らかにしました。
帝京大によりますと、委員会のメンバーの選定が終わり次第、香川氏や部員から聞き取りをするなどして調査を始めることにしています。
2021-03-31 13:17:45Z
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