2020年のF1も最後の3連戦に突入。その初戦として、バーレーンGPが行なわれた。
ホンダのPU搭載マシンはこのレースで、4台中3台が入賞。レッドブルが2台揃って表彰台を手にし、唯一入賞を逃したアルファタウリのダニール・クビアトも11位でフィニッシュするなど、ホンダが常に目標に掲げる”4台完走・4台入賞”に匹敵する結果を残せたと言えよう。
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはレース後にオンライン記者会見に応じ、この1戦を振り返った。
「スタート直後に大きな事故があり、ヒヤリとしました。でも(ハースのロマン)グロージャン選手がマシンから脱出し、サポートを受けながらも自力で歩くことができて良かったです」
田辺テクニカルディレクターは、開口一番グロージャンの衝撃の事故についてそう語った。
「事故が起きてしまったのは残念なことです。でも、クルマがふたつに千切れてしまうような状態でも、ドライバーが脱出できたことについてはビックリしたのと同時に、安心しました」
前述のように3台入賞を果たしたホンダPU使用マシン。田辺テクニカルディレクターは、シーズン最終盤3連戦を、良い形で滑り出すことができたと語った。
「中東3連戦を、好調な滑り出しができたと思います。今持てる力を出し切りました。(マックス)フェルスタッペン選手2位、(アレクサンダー)アルボン選手3位とダブル表彰台を手にすることができたことについては非常に喜んでいます」
「アルボン選手についてはラッキーな部分もありましたが、棚ぼたをしっかりと拾える位置にいられたのは大事なことだと思います。また(アルファタウリのピエール)ガスリー選手もラッキーな部分もありましたが、チームの戦略と素晴らしいドライビングで6位を手にできました」
「4台完走・4台入賞に近い結果を得ることができました。次のバーレーン2戦目(サクヒールGP)とアブダビGPに向けていい流れを維持し、モチベーションを高めていきたいと思います」
レッドブルが2台揃って表彰台を手にしたのは、今季初めてのこと。ホンダとしても2015年にF1に復帰して以来、同一チームで初のダブル表彰台ということになった。
「アルボンひとりだったり、フェルスタッペンはかなり表彰台に乗ってくれていますが……初めてのダブル表彰台ということで非常に心強いですし、達成できていないことが達成できたので、非常に嬉しく思っています」
田辺テクニカルディレクター曰く、今回のレースでもしもう少し多くの部分の歯車が噛み合っていたならば、勝つチャンスもあった感じているという。
「予選のパフォーマンス、レースの通常のラップタイムというところで言えば、順当に戦えば勝つのは難しいと思います。色々な要素がもっと噛み合っていたならば……いつでも勝てるということではありませんが、今日はその可能性もあったかなと思います」
2020-11-29 21:16:00Z
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