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Sunday, May 31, 2020

【巨人】67日ぶり試合だぜ!原辰徳監督「水を得た魚のごとく頑張る」53選手がW紅白戦で激突 - スポーツ報知

【巨人】67日ぶり試合だぜ!原辰徳監督「水を得た魚のごとく頑張る」53選手がW紅白戦で激突 - スポーツ報知

◆巨人紅白戦 ▽第1試合 紅組8―3白組=7回特別ルール= ▽第2試合 紅組2―0白組=7回特別ルール=(31日・東京ドーム)

 巨人は31日、東京ドームで紅白戦2試合を実施し、1~3軍混成で53選手が出場した。1軍組にとっては3月25日の練習試合(対中日・ナゴヤD)以来、67日ぶりの実戦。新型コロナウイルス感染拡大による開幕延期、全体練習自粛という我慢の時期を乗り越え、19日のシーズン開幕に前進。原監督は「水を得た魚のごとく頑張る」と誓った。2日から対外チームとの練習試合(対西武・東京D)に臨む。

 東京Dの巨人戦が帰ってきた。原監督は躍動する選手たちの姿に、マスク越しに笑みを浮かべた。緊急事態宣言が5月25日に全面解除となり、組まれた紅白戦ダブルヘッダー。本拠では3月22日の練習試合・DeNA戦以来となる実戦を、バックネット裏スタンドから見守った。「きちっとした形で日程を言われ、我々の中にスタンバイという形ができたのが非常に大きい。その中で、心技体が目標に向かってさらに(充実)できているというところ」。確かな前進を感じた。

 2日からの練習試合への“出場権”をかけた2試合の紅白戦は活気に満ちあふれた。場内アナウンスや登場曲も流され、公式戦さながらの雰囲気の中、午前の部はドラ2ルーキー・太田が4回5奪三振無失点の好投を披露。野手では2試合目のスタメンを当日に決めるとされ、主力以外の“空き位置”を争って猛アピール合戦。2安打の増田大、二塁打を放った加藤脩、北村、適時打で勝負強さを見せた増田陸が、2試合目のスタメンに名を連ねた。

 午後に行われたその2試合目では桜井、メルセデスら当初の3月開幕では1軍入りが厳しかった“巻き返し組”の奮闘も光った。約1か月半の個人調整期間の成果をそれぞれが発揮。「きょうがどういう日か、選手たちはよく分かっていた。いい結果が出た人はさらに伸ばし、結果が出なかった人はこれを糧に頑張ってもらいたい」と原監督は手応えを明かした。

 それでも当然、普段とは勝手が違う。象徴したのは2試合目の4回1死。紅組4番に入った大城が右翼席中段へ特大のアーチを放った。出迎えた阿部2軍監督は右手を差し出したが、触れようとしたその直後、大城と互いに手のひらを自分の方へ向け合う“エアタッチ”で祝福。生還者や安打、犠打を決めた選手へのねぎらいなども肘タッチ。審判を務めたスタッフもマスクを着用してジャッジ。無観客も重なり、新型コロナウイルス感染対策下でのプレーは、まだ“日常”は遠いものと感じさせた。

 そんな厳戒態勢下であっても、試合ができる喜びに勝るものはない。2日の練習試合・西武戦から、開幕に向けた動きは加速する。原監督は誓った。「こういう現状の中、水を得た魚のごとく選手たちも、我々も頑張ると思う。チーム内の競争も含めて、6月19日、開幕をしっかりとした形で迎えたい」。巨人が20年シーズンにおいて、大きな一歩を踏み出した。(西村 茂展)

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2020-05-31 21:00:00Z
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