<バレーボール・Vリーグ男子1部(V1)ファイナルステージ決勝:パナソニック2-3ジェイテクト◇29日◇群馬・高崎アリーナ
ジェイテクトが、3連覇を狙うパナソニックを3ー2で退け悲願の初優勝を飾った。感染拡大する新型コロナウイルスの影響で、無観客試合となった大一番。レギュラーシーズン日本人選手初となる得点王(645点)に輝いたジェイテクトの西田有志(20)が持ち前のサーブや強打のスパイクを披露。MVPに選ばれる活躍で初優勝に大きく貢献した。
日本代表では主力として昨年W杯では4位進出に貢献。東京オリンピック(五輪)では48年ぶりのメダル獲得を目指す。
◇ ◇ ◇
20歳の若き日本代表エースの西田が、日本一を決める大一番で躍動した。新型コロナウイルスの影響で観客はいない。それでも、強烈なアタックで館内に熱を生んだ。最後はアウトの判定だったサーブが映像判定のチャレンジでインになり、優勝が決定。西田は涙を流して仲間と抱き合った。
Vリーグ初の日本人得点王は、この日もチームを引っ張った。第3セット20ー20の場面では、サービスエースを決める。2-2で迎えた最終セットでは3枚ブロックを打ち切る強さを見せて、粘る相手を振り切った。
レギュラーシーズンのサーブ得点は、ただ1人70点台。サーブ効果率は19・8%で、総得点数とともに1位に輝いた。持ち前のサーブは、この日も相手に脅威を与えた。サーブ時にはベンチ入りした選手から、拍手が上がるほど期待ぶりだった。
三重・海星高を卒業後、ジェイテクトに入団。186センチと男子アタッカー選手の中では小柄だが、ブロックを物ともしない迫力あるプレーが魅力だ。日本代表として臨んだ昨年のW杯では、ベストサーバーとベストオポジットにも選ばれ、28年ぶりの4位に貢献。今や代表でも欠かせない存在となっている。
今季最終戦を終え、いよいよ東京五輪に向けて本格始動する。来月には代表合宿も始まる。20歳の若きアタッカーに目が離せない。
◆西田有志(にしだ・ゆうじ)2000年(平12)年1月30日、三重県いなべ市出身。5歳の時に姉と兄の影響で、バレーボールを始める。三重・海星高を卒業後、ジェイテクトに入団。19年のW杯では日本代表の4位躍進に貢献し、大会のベストサーバーとベストオポジットにも選ばれた。186センチ、82キロ。最高到達点は344センチ。趣味は買い物とゴルフ。
【関連記事】
2020-02-29 11:22:59Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiQWh0dHBzOi8vaGVhZGxpbmVzLnlhaG9vLmNvLmpwL2hsP2E9MjAyMDAyMjktMjIyOTA5NTUtbmtzcG9ydHMtc3Bv0gEA?oc=5
No comments:
Post a Comment