阪神福留孝介外野手(43)が16日、全国の高校球児へ「甲子園の土」キーホルダーを贈るために「甲子園の土」を集める作業に参加した。

この日、甲子園での全体練習開始前に矢野監督、コーチ陣、選手、スタッフらが実施。甲子園出場の夢を閉ざされた球児たちを思いやり、丁寧に土を集めた。練習後に取材に応じた福留は「3年生の高校球児の子はこの機会というのがなくなったなかで、甲子園球場を本拠地としている僕たちが何かできることはないかということで、全員で考えた。やっぱりチーム全員でやることに意味があるということも含めて、こうやって機会があって、できたっていうのはよかったんじゃないかなと思います」とコメントした。

また兵庫県・社高校出身で甲子園の出場経験のない近本光司外野手(25)は「出場した選手の話とかを聞くと(出場していない)僕らからしたら、とても素晴らしいことをやっているなと思っていた。代わりに僕らがして、球児に届けられたら」と言葉を並べた。