米大リーグ機構(MLB)のマンフレッド・コミッショナーが今シーズンの試合開催について、現時点で懐疑的であることが明らかになった。15日(日本時間16日)、スポーツ専門局ESPNやニューヨーク・ポスト(電子版)など複数の米メディアが伝えた。

ESPNによれば、同コミッショナーはシーズン開催について「自信はない」と答えたという。MLBドラフト会議が行われた10日には、「我々は今シーズン、野球を開催する。(可能性は)100%」と自信を見せていたが、一転して確信を得られない状況となったようだ。また、ニューヨーク・ポストは、MLBは選手会との合意がなければシーズンを開催しないことを考えているとも報じた。

MLBは12日、シーズン開催について3度目の提案を選手会に伝えた。72試合制で、給与は試合数に応じた日割りの70%で、プレーオフが開催されれば80%となるプランだったが、選手会はこれを拒否。報酬面での交渉の打ち切りを告げ、15日までにMLBへシーズン試合数と開幕の日程を決めるよう求めていた。