プレミアリーグ第31節が25日に行われ、チェルシーとマンチェスター・Cが対戦した。
リーグ戦では31試合を消化した首位のリヴァプールが勝ち点を86に伸ばしており、30試合で勝ち点63の2位マンチェスター・Cが、この試合で引き分け以下に終わると、リヴァプールの1989-90シーズン以来、30年ぶりのリーグ優勝が決まるという状況で行われた一戦。セルヒオ・アグエロが負傷離脱したマンチェスター・Cはガブリエル・ジェズスではなく、ベルナルド・シルヴァをワントップに起用した。
前半序盤はマンチェスター・Cが押し込む。18分に左サイド浅い位置で得たFKにフェルナンジーニョがヘディングで合わせたが、GKケパ・アリサバラガが好セーブを見せた。時間が経過すると徐々にチェルシーが相手攻撃に対応。32分に自陣からウィリアン、ロス・バークリーとつないで左サイド深い位置まで侵入して、ニアへの折り返しにクリスティアン・プリシッチが飛び込んだが得点はならなかった。直後のCKもアンドレアス・クリステンセンがヘディングで合わせたがGKエデルソンが、こちらも好セーブを見せた。
ペースをつかんだチェルシーは36分に先制点を獲得する。マンチェスター・Cのセットプレーでのクリアボールを拾ったバンジャマン・メンディと、イルカイ・ギュンドアンがコミュニケーションミスしたところを突いたプリシッチが一気にドリブルで突破するとGKとの1対1を制した。
リヴァプールの優勝阻止には2点が必要なマンチェスター・Cは55分、ゴール正面の位置でFKを獲得したタイミングでロドリとベルナルド・シルヴァに代えてガブリエル・ジェズスとダビド・シルバを投入。そしてこのFKをケヴィン・デ・ブライネが、強烈なドライブシュートで直接決めて、同点とした。直後の57分には自陣から素早くつなぎ、ラヒーム・スターリングがチャンスを迎えたが、シュートは阻まれる。展開がオープンとなり、チェルシーも62分にメイソン・マウントが好機を作るが、得点はならず。
71分、チェルシーは再びプリシッチが快足を飛ばしてGKエデルソンもかわすとゴールへ流し込んだが、カバーに走ったカイル・ウォーカーが間一髪、スライディングでゴールラインは割らせなかった。75分には今度はウィリアンが右サイドを突破。クロスからゴール前の混戦を呼び込むと、フェルナンジーニョがゴールライン上、左手でボールをかき出してしまい、VARでの確認の末にハンドリングで退場。この反則で獲得したPKをウィリアンが冷静に決めて、チェルシーが再びリードを得た。試合はそのまま決着。2-1でチェルシーが勝利した。
この結果を受け、リーグ戦7試合を残してリヴァプールの30年ぶりとなる1部リーグ制覇が決定。プレミアリーグが創設された1992-93シーズン以降では初のリーグ優勝となった。
チェルシーは勝ち点を54とし、3位レスターと勝ち点1差に迫った。中2日でレスターとのFAカップ準々決勝を戦い、さらに中2日でウェストハムとのリーグ戦に臨む。マンチェスター・Cも中2日でニューカッスルとのFAカップに臨み、7月2日には優勝を決めたリヴァプールを本拠地エティハド・スタジアムに迎える。
【得点者】
1-0 36分 クリスティアン・プリシッチ(チェルシー)
1-1 55分 ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)
2-1 78分 ウィリアン(チェルシー)
2020-06-25 21:33:29Z
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